崇高クリニック SUKO Clinic

肉類・魚介類の勧め

 一般的に人類は雑食性の動物であると考えられている様ですが、本来は肉食動物なのです。そもそも私達人間の消化管(胃・腸)の形態は、草食動物の様に複雑な形をしていません。草食動物の消化管は複雑な形態をしており、消化管の中に共棲させているバクテリアがすべてのアミノ酸・ビタミンを作り出しているのです。草食動物は、これらのバクテリアが作り出す”アミノ酸・ビタミン”を栄養として利用して生きているのです。所が我々の胃・腸は肉食動物の犬や猫と同様で非常に単純な形状で大量のバクテリアを共棲させる事は出来ません。

 その結果必要なアミノ酸やビタミンを自身で作る事が出来ず、バクテリアが作ったタンパクやビタミンで育った草食動物を捕獲しそれらを食べて生きて行かなければならないのです。

 日本人の祖先が1万年前日本列島に住み着いて以来、今から約2000年前の弥生時代が始まるまでは、狩猟と採取によって食物を得ていたのです。現在の様な雑食性になったのは人類約400万年の長い歴史の内の、たかだか2000年にしかなりません。従って私達の身体は、まだまだ穀類や野菜を中心とした食生活には馴染めないのです。

 20世紀の初め欧米諸国の平均寿命は軒並み50歳を大きく上回っていましたが、わが国では30歳代を低迷していたのです。理由としては歴史的な食生活の貧しさが原因であり、絶対に必要不可欠な『タンパク質』を”動物性の物から取り入れることが出来ず、主に穀物や野菜から摂っていたからです。平均寿命が延びだしたのは、動物性たんぱく質の摂取量が増えだした、昭和35年以降になってからです。

 穀物や野菜・果物の様な『炭水化物』を極力少なくし脂肪の少ない牛肉・豚肉・鶏肉や魚を主食として食べる事が、癌を始めとする生活習慣病を予防する一番の方法です。

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